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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、もうかなり昔のことになるのですが、私は、若い頃勤めていた会社で、数名の学生アルバイトを指揮していたことがあります。
そのときは、アルバイトたちが私の思い描いているようには動いてくれず、どうすればもっと指示通りに動いてくれるものかと、来る日も来る日も思い悩んでいたものです。
そして、連日、イライラして仕事をしていたことを覚えています。
当時は、アルバイトたちと私の年齢が近いために反発されているのだろう、などというようなことを考えていましたが、今思えば、ただ単に私自身の指示の出し方に大いに問題があったのだということがよく分かります。
それは、非常に曖昧で分かりづらい指示であったり、相手が反発するような指示の出し方であったりなど、相手がうまく動けないようにしていたのだということに気がつきます。
なぜなら、相手が私の指示通りに動くと困るからです。
例によっていつもの逆説的な表現ですが、これも無意識的な欺瞞の一形態です。
もし部下が自分の指示通りに動いて仕事にミスが発生した場合、その責任は、当然のことながら、指示を出した者ということになります。
私は、その責任を取ることが無意識に怖かったのです。
それゆえ、相手が動きづらいような指示の出し方をしていたのです。
そして、仕事にミスが発生した場合でも、彼らが私の指示通りに動いてくれなかったからだという言い訳ができる部分を常に残しておこうとしていたのです。
そのために、指示の内容が曖昧であったり、反発を感じるような指示の出し方をしていたのです。
もし、今、部下が自分の指示通りに動いてくれないと嘆いているのなら、今一度自分の指示の出し方を見直してみてはいかがでしょうか。
それは、とても抽象的で曖昧な指示になっていませんか。
部下のやる気を削ぐような言い方をしていませんか。
部下の自主的な行動を制限し過ぎていませんか。
それぞれの部下に見合った指示の出し方をしていますか。
あなた自身は、あなたがいつも部下に出す指示の出し方で、気持ちよく仕事ができると思いますか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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