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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、『ものごとをはっきりと言う人』というタイトルの記事の中で、どんな相手に対してもハッキリと意見を言う人のことを、
「あの人は裏表がない」
などと表現される場合がある、ということを書きました。
この場合、世間一般的に言われる裏表とは、本音と建前のことを指しています。
つまり、裏表のある人とは、本人の前では愛想のいい顔をしていながら、陰ではボロクソにその人の悪口を言うような人のことを言います。
これは、端的に言えば、相手に劣等を感じているからこそです。
要するに、愛想よくしている自分に劣等を感じているからこそ、陰口をたたくことによって、その劣等を補償しようとしているのです。
言うならば、これは、不適切な劣等の補償の仕方です。
では、面と向かって相手を非難しているような人は、劣等を感じていないのか、と言えば、そうではありません。
このような人も、相手に対して劣等を感じているのです。
相手に対して劣等を感じているからこそ、相手を攻撃してその劣等を補償しようとしているのです。
これも言うならば、不適切な劣等の補償だと言えるでしょう。
そもそも、相手に対して何の劣等も感じていなければ、相手を非難する必要も、相手が嫌がるようなことをハッキリ言う必要も、あるいは陰口をたたく必要も感じないのです。
そういう意味では、陰口をたたく人も、また面と向かって相手の嫌がる意見をハッキリと言う人も、その行動の根本にあるものは同じということが言えるのです。
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