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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、昔から、どんな相手にでも臆することなく、ハッキリと自分の意見を主張できる人に対して、
「あの人には裏表がない」
などと表現される場合があります。
そこからは、どんな状況でもハッキリと自分の意見を主張することを良いことだと捉える価値観が窺えます。
そして、ハッキリと自分の意見を主張することができない人は、往々にして、自分のことを『気が弱くてダメな人間』だと捉える傾向にあります。
しかし、ハッキリと自分の意見が主張できないことは、果たしてダメなことなのでしょうか。
そして、どんなときにでもハッキリと自分の意見を主張できることは良いことなのでしょうか。
人が、ハッキリと自分の意見を主張できないことをダメだと思うのは、それは、大抵の場合、そのような状況では自分の抱える問題が何も解決していないからです。
だから、自分のことをダメだと思うのです。
しかし、問題が解決していないのは、自分の意見を主張していないからではなく、問題を解決するための行動をしていないからではないでしょうか。
自分の意見をハッキリと主張しても、却ってものごとを複雑にし、それによって問題をこじらせてしまう場合もあります。
重要なことは、自分の意見をハッキリ言えるかどうかではなく、どうすれば問題を解決しものごとを前に進めることができるか、その方法を考えることではないでしょうか。
多くの人は、問題を解決できることよりも、自らの体裁を整えることばかりを考えます。
そのために、言いたいことも言えずしんどい思いをしていると思い込んでいるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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