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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、何の番組だったかは覚えていないのですが、食事をしながら何気にテレビを見ていたところ、子育てに関する街頭インタビューのようなものが放送されていたように記憶しています。
その中で、
「子どもには、自分と同じような思いをさせたくない」
とか、
「自分と同じような苦労はさせたくない」
あるいは、
「自分とは違う生き方をさせてやりたい」
などと言いながら、習い事をさせたり、塾に通わせたりしているという親がいました。
一部の親の中には、このようなことをよく言う親がいます。
一見すれば、子どもの将来を願う良い親のように思いますが、果たしてそうでしょうか。
「自分とは違う人生を歩ませたい」ということは、この親は少なくとも、自らの人生を否定的に見ていることになります。
しかし、親の人生は、何も終わったわけではありません。
終わってもいない自らの人生を否定し、自分の夢を子どもに託すということは、どういうことでしょうか。
それは、言ってみれば、自らの人生から逃げていることを意味してはいないでしょうか。
そして、子どもの人生に依存していることを意味してはいないでしょうか。
子どもは、親から、その価値観や考え方、そして、人生の生き方を学びます。
たとえ、子どもに習い事や塾通いを必死にさせたところで、この親から子どもが学ぶことは、うまく行かないときには自らの人生から逃げ出し、他人に依存することになってしまいます。
つまり、結局は、親と同じ人生を歩むことになるのです。
自らの人生を否定し、自分の考えを押し付け、子どもを自分の言いなりにさせることが、親と違う生き方をさせることではありません。
自らの人生を否定している親から子どもが学ぶことは、やはり自らの人生を否定することです。
親が子どもに教えるべきことは、自らの人生を肯定し、自らの道は自らで選択する勇気を持つことではないでしょうか。
そのためには、親自身が、自らの人生を肯定できる生き方をする必要があるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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