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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、『明日の自分』を過大評価してはいないでしょうか？
「冬休みの宿題は、明日やる」
「明日から、朝、早起きしてジョギングしよう」
「ダイエットするのは、明日から。だから、今日は思いっきり食べちゃえ」
「よし！禁煙するのは、明日から」
「今日は、どうもやる気が出ない。明日からは、仕事をバリバリこなすぞ」
「明日こそ、彼女に告白しよう」
などなど。
私たちは、自分の理想を『明日の自分』にすべて押し付け、それで、今日の自分は、義務を免れ肩の荷が下りた気分になっています。
しかし、明日になっても、理想とする自分は姿を現すはずもなく、結局は、昨日と同じ何もやらない自分がそこにいるだけです。
そして、再び言うのです。
「明日からは」と。
そうして、ものごとが先送りされる日々が繰り返されるのです。
『明日の自分』とは、単なる幻想であり、大いなる欺瞞です。
それは、私たちが何もやらないために作り出した体の良い言い訳なのです。
あなた自身が、『今、ここ』で始めない限り、決して姿を現すことのない『明日の自分』に縋り付いていても、ものごとは何も始まらないのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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