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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、百人一首に次のような歌があります。
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
ものや思ふと 人の問ふまで
心に秘めてきたけれど、顔や表情に出てしまっていたようだ。
私の恋は、「恋の物思いをしているのですか?」と、人に問われるほどになって。
という意味になるでしょうか。
どなたにも身に覚えのあることかもしれません。
最近の研究によれば、歩き方からでさえも、その人の感情が理解できるのだとか。
私たちは、感情は自分の内部の問題であり、自分ではうまくごまかしているものと思い込んでいます。
しかし、実際は、その態度にすべて出てしまっているのです。
私たちは、知らず知らずのうちに、
嫌いな相手には、嫌いな態度で接し、
好意のある相手には、好意のある態度で接し、
どうでもいいと思っている相手には、どうでもいい態度で接しています。
そして、これが一番厄介なことですが、相手の能力を否定している場合には、相手に能力が無いという態度で接しているのです。
よく分かる例としては、子どものことを心配し過ぎる親。
これは、子どもの能力を認めていない親の典型的な態度です。
そして、自分のことを認めていない相手には、人は、反抗的な態度で対抗するようになります。
このように考えると、現在の周囲の人たちとの関係がなぜそのようになっているのか、その意味が理解できるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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