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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、劣等を感じると、何らかの方法によって、その劣等から逃れようとします。
それが適切な方法であれば、自らの能力を高める行動を取ります。
しかし、それが不適切な方法であれば、昨日の記事にも書いた通り、周りの人たちをバカにして自分一人が優越感に浸ろうとする行動を取ります。
この場合、私たちは、周囲の人たちをバカにして優越感に浸るだけでなく、中には、自分を大いにみじめにすることによって優越感に浸ろうとする人たちもいます。
俗に言う『不幸自慢』と言われるものです。
その人たちは、自分の生い立ちや経験など、自らの身に降りかかった不幸がどれほど悲惨なものであるかを、まるで自慢するかのように語ります。
そして、周囲の人たちがその人を慰めようとしたり、励まそうとしたりすると、
「あなたなんかに、私の気持ちがわかるわけがない」
と言っては、相手からの援助の手を拒絶するような態度を取ります。
彼らは、自らが悲劇の主人公を演じることによって、自分がいかに不幸であるかを強調し、不幸であることによって人とは違う『特別』な存在であろうとし、不幸であるというその一点において、人の上に立とうとするのです。
そして、自分が不幸であることを自ら選んでいることに気づいてはいません。
それは、大いなる自己欺瞞なのです。
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