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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、こんなことを口にする人がよくいます。
「この仕事は、私には向いていない。」
では、どんな仕事が向いているのか、と尋ねると、
「それが分かれば苦労しないのだが」
という答えが返ってきます。
ここに論理の矛盾があります。
なぜなら、一方では、
「自分のことはよく分かっている」
と言っているのであり、もう一方では、
「自分のことがよく分からない」
と言っているのと同じことだからです。
当然のことながら、自分に向いていないものが何か分かるということは、自分に向いているものが何かも分かるということを意味しています。
一方が分かり、一方が分からないというのは、大いなる矛盾だと言えるでしょう。
しかし、本人は、この矛盾に気づいてはいません。
ところが、この矛盾した二つの表現を違う角度、つまり目的論の立場から見てみれば、まったく同じことを言っていることがわかります。
要するに、この矛盾した二つの表現は、ただ単に
「私は、仕事をしたくない」
と言っているに過ぎないのです。
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