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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、以前、脳科学者の茂木健一郎氏が、自身のツイッターで、
「内閣支持率という言葉はおかしい」
というようなことをつぶやかれていました。
「あなたは、安倍内閣を支持しますか、支持しませんか」
とは、各メディアがよくやる世論調査ですが、
この内閣支持率に当たる言葉が英語では、
『approval rate』になるらしいのです。
『approval』は、容認する、とか許可するという意味になります。
つまり、
トランプ大統領の仕事ぶりを国民の何割が「良いだろう」と認めているか、
というのが、『approval rate』、容認率なのだそうです。
そして、この『容認率』という言葉を日本でも使うべきだというのが彼の意見でした。
『支持する』と『容認する』とでは、その意味合いが大きく異なってきます。
支持するという言葉から連想されるのは、主権があくまでも内閣にあるということ。
そして、その政策を国民が支持しているという構図になります。
これに対して、容認するという言葉からは主権が国民にあることが窺えます。
そして、国民が、内閣の政策を容認しているという構図が見えてきます。
そのことから考えれば、確かに容認率のほうが、言葉的には相応しいように思います。
『支持率』という言葉には、日本の国民性が大いに現されていますが、
そこからは、自己肯定できない国民が、お上の政策を支持することによって、その劣等を埋めようとしている姿が浮かび上がってきます。
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