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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、子どもは甘やかされて育てられると、やがては問題行動を起こすようになり、大人になって神経症的な生き方をするようになります。
アドラーの高弟であるルドルフ・ドライカースは、子どもの問題行動の目的を次の4つの段階で示しました。
① 注目
② 権力
③ 復讐
④ 無力
まず彼らは、親の言うことを聞かないなどさまざまな不適切な行動をして親の注目を集め、自分のことを認めてもらおうとします。
しかし、それでも自分の思い通りに注目を集めたり、自分のことを認めてもらえていないと思うと、次には親との間で権力争いをし親を支配しようとします。
そして、権力を握ることに失敗すれば、今度は、親に復讐を開始し、やがてはすべてを諦め無気力となり、自らの無能さをアピールするようになっていきます。
この問題行動の目的の4つの段階は、ある程度大人にも適応されるところがあります。
たとえば、ストーカー。
彼らは、最初は、あの手この手を使って相手の注目を集めようとします。
それがうまく行かないと、今度は、力で相手を支配しようとします。
そして、それでも相手に無視されると、最終的には復讐的な行動に出ます。
言うなれば、彼らの行動は、甘やかされ過ぎて大人になりきれなかった子どもの問題行動だと言えるのです。
それゆえ、こちらが常識的な対応をとっても子どもっぽい理屈をこねて自らの行為を正当化しようとするのです。
多かれ少なかれ、現代の社会ではほとんどの子どもが甘やかされて育てられていると言っても過言ではありません。
それゆえ、成長しても不適切な行動を続けることになってしまうのです。
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