記憶の役割 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、私たちは、記憶力が良くて知識が豊富な人を見ると、『頭がいい』と思います。

 

そして、

 

「自分にも、あんな記憶力があれば、勉強も苦にならないのだが…」

 

なんて思っちゃいます。

 

しかし、人間に備わっている記憶という機能は、そもそもものごとを完璧に覚えるためにあるのではありません。

 

むしろ、人間の記憶とは、非常にあいまいなものです。

 

外部からの影響によって簡単に書き換えられる、常にそのような危険に晒されています。

 

それは、人の記憶が、ものごとを覚えるためにあるのではないからです。

 

つまり、過去の出来事を完璧に覚えておくためのものではないのです

 

従って、自分の記憶力が悪いからといって何も悲観することはありません。

 

では、人間の記憶とは、何のためにあるのでしょうか。

 

記憶とは、その出来事から、自分にとって重要な意味を抽出するためにあるのです

 

要するに、過去の経験から生きていく上で重要な意味を学習するためです

 

そして、それを未来の人生に向かって有効に活用するためにあるのです

 

人の記憶にとって最も重要なことは、それを完璧に覚えておくことではなく、それを応用することであり、新しいものを創り出すことなのです。

 

それゆえ、私たちが学ぶ知識も、それを完璧に覚えていることが重要なのではなく、それをいかに利用し、それからどんな新しいものを創り出すことができるか、ということが重要なのです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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