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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちの日常生活は、常にうまく行くことばかりではありません。
否、むしろうまく行かないことの方が多い、と思われる人の方が多いかもしれません。
そのため、私たちは、
「失敗したらどうしょう」
「うまく行かなかったらどうしょう」
「一体どうすればいいのか」
と、常に不安や恐怖の中で生活することを余儀なくされています。
そのような不安や恐怖に打ち勝つためには、恐怖を認め、恐怖と向き合い、それ自身を体験し乗り越える経験を積み重ねていくことだということを、昨日、『恐怖を認め、恐怖と向き合う』の記事の中で書きました。
まさにそのことを証明するような実験を、最近、シカゴ大学のベイロック博士らが実施しています。
彼らは、高等学校の生徒106名に対して、次のような実験をしました。
進学と落第がかかる期末試験で、テスト直前に10分間の時間を与えて、次の試験科目のどの部分がどのように不安に感じているかを具体的に書き出してもらったのです。
すると、その結果、試験に対する緊張感がほぐれ、点数が10%ほど向上した、というのです。
試験に関係のないことを書かせても、まったく効果がなかったことから、不安を感じたときには、その不安と向き合い、その気持ちを素直に吐き出すことが重要である、と結論づけています。
ただ漠然と不安感を抱いているのではなく、その不安と向き合い、それ自身を体験し吐き出すことができれば、その不安に対する対処の仕方を見出すことも可能です。
ベイロック博士の実験は、そのことを如実に示しているのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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