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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、老子の言葉に、次のようなものがあります。
ここを以て聖人は、
方(ほう)なるも而(しか)も割(さ)かず、
廉(れん)なるも而もそこなわず、
直なるも而ものびず、
光あるも而も輝かず。
簡単に訳せば、次のようになるでしょうか。
だからこそ聖人は、
品行方正でありながらも善悪を区別せず、
正しくありながらも他人を非難しない、
また、真っ直ぐでありながらも他人に押し付けたりしない、
そして、まばゆいばかりの智恵をもっていながら目立とうとはしないのだ。
私たちは、常に、自分の正しさを主張しようとします。
そして、他人にレッテルを貼っては、その行動を非難します。
あるいは、自らの意見を他人に押し付け、自分の力を誇示しようとします。
そこから見えるものは、他者との競争であり、他者の能力を否定しようとする姿です。
それは、自分の能力を信じていないがゆえに、目先の他者との競争に勝ち、他者を貶めようとする欺瞞の姿なのです。
自分の能力を信じることが出来れば、他者と競争する必要はなくなり、他者の能力を否定する必要もなくなります。
そうすれば、もはや自分の力を誇示する必要性も感じなくなるのです。
そこから見えるものは、自分の能力を信じる勇気、そして他者を信じる勇気であり、自らの人生に立ち向かおうとする姿なのです。
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