ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、今日は趣向を変えて、問題を出したいと思います。
みなさん、時間がある時にでも考えてみてください。
お腹のすいた少年が、お得意さんへドーナツを届けるようにパン屋から言いつかった。
パン屋はその少年を信用しないで、客に数がわかるように、ローマ数字で『Ⅸ(9)』という数を書いておいた。
少年は誘惑に負けて、3つ食べてしまった。
不正行為をかくそうとして、少年は鉛筆で(消しゴムはない)そのローマ数字を、箱に残っている個数に修正した。
どんなやり方をしたのだろうか?
(出典 『人格心理学 上』 ゴードン・W・オルポート著)
みなさん、わかりましたか?
すぐに答えがひらめいた方もいらっしゃるかもしれませんね。
答えは、下にあります。
さて、先ほどの問題、答えはわかったでしょうか?
それでは、答えです。
少年は、ローマ数字『Ⅸ』の前に、『S』という文字を書き込み『SIX』にした、です。
正解しましたか?
私たち人間は、この世界を、自分の認識という枠組みの中で捉えています。
たとえば、ある人にとっては、この世界は、危険で敵意に満ちた場所だと認識しているかもしれません。
そのような人は、人々は危険で有害だというものの見方しかできなくなります。
また、ある人は、この世界は、安心できる舞台だと認識しているかもしれません。
そのような人にとっては、人々は友情と愛情を育み協力する相手であると捉えることができます。
先の問題で言えば、『Ⅸ』という文字をローマ数字という枠組みでしか認識できなければ、その前に『S』という文字を書き込むという発想が出てくることはないでしょう。
自らがこの世界をどのような認識の枠組みで捉えているのか?
その枠組みに気づいたとき、私たちは、その枠組みを大きく広げることができるようになるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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