批判とは劣等感の現れ | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、昨今のメディアにおけるコメントは、他人に対する批判的な言質が多いように思われます。

 

否、それは、批判と言うよりも、むしろ非難に近いものかもしれません。

 

その独創的な文体で有名な文芸評論家の小林秀雄氏は、自らの批評に関する考えを次のように述べています。

 

自分の仕事の具体例を顧みると、批評文としてよく書かれているものは、皆他人への賛辞であって、他人への悪口で文を成したものはない事に、はっきりと気付く。

 

そこから率直に発言してみると、批評とは人をほめる特殊の技術だ、と言えそうだ。

 

人をけなすのは批評家の持つ一技術ですらなく、批評精神に全く反する精神的態度である、と言えそうだ。

 

(中略)

 

ある対象を批判するとは、それを正しく評価することであり、正しく評価するとは、その在るがままの性質を、積極的に肯定する事であり、そのためには、対象の他のものとは違う特質を明瞭化しなければならず、また、そのためには、分析あるいは限定という手段は必至のものだ。

 

他人を批判するとは、そもそも他人を自らの下に位置づけ、それによって優越感を得ようとする態度に他なりません。

 

それは、無意識のうちに、自分は劣っていると感じていることを意味しています。

 

それゆえ、他人を批判し、他人を見下すことによって、自分の立場を高めようとする欺瞞的態度なのです。

 

他人の悪口を言うことは、さも他人のことを自分は理解しているのだ、という錯覚に人を陥らせます。

 

しかし、それは、他人を理解しているのではなく、ただ他人の行動に対する主観的な評価に過ぎません。

 

なぜ、そのような行動を取る必要があるのか、というその人の本質的な部分にはまったく気づいてはいないのです。

 

その在るがままの性質を積極的に肯定し、対象の他のものとは違う特質を明瞭化する。

 

それは、簡単なようで非常に難しいことではありますが、他人の言動を理解するには、その言動そのものではなく、その在るがままの姿、つまりはその人がどのような文脈の中で生きているのかということを、理解する必要があるでしょう

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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