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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、最新の研究によれば、植物は、隣の植物の音を聞いて、自らを成長させているらしいのです。
つまり、音響信号を利用して隣人とコミュニケーションを取っている可能性があるということなのです。
もともと植物には化学物質のにおいを嗅ぐ『嗅覚』や、隣人に反射した光を見る『視覚』が備わっていることが分かっており、今回の研究により、周囲の音を聞く『聴覚』も備わっている可能性があるということらしいのです。
まあ、嗅覚や視覚に匹敵するような能力が備わっているということ自体知らなかったですが。
実験は、バジルなどの雑草や害虫を防ぐ『良き隣人』の隣にトウガラシを植えて行われました。
その結果、単独で植えたときよりも早く発芽し、健やかに成長することが確認されたということです。
また、光や化学物質の信号が交換できない様に、黒いプラスチックで隣の植物との間を遮断した状態でも、同じ結果が得られたらしいのです。
つまり、トウガラシの若木は、隣の植物の種類を認識し、それに応じて成長しているようなのです。
そこで、研究チームの一員で、西オーストラリア大学の進化生態学者であるモニカ・ガリアーノ氏は、
「植物が『良き隣人』を認識することを実証した。このコミュニケーションは音響的な信号の交換に基づくと考えられる。」
と話しています。また、この現象に対して、彼は、
「意図的かどうかは別にして、植物細胞の内部で生成される音響振動がカギを握っているのだろう」
と推測しており、
「音というのは、媒体の制限が少なく、非常にしっかりと伝わる。したがって、振動に基づくコミュニケーションは最も簡単で直感的な方法と言える。」
とも話しています。
果たして、植物が本当に音を通じてコミュニケーションをしているのかどうかは、今後の更なる研究を待たねばなりません。
しかし、私たち人間も、周囲の人たちの良き隣人になるためには、周囲の人たちの話に良く耳を傾ける必要があります。
今回の研究では、相手の話を聴くということが、コミュニケーションの基本だと、植物が教えてくれているのかもしれませんね。
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