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さて、昨日は、人間の読み書き能力に関する記事を書きましたが、中には、知的能力や一般的な理解能力などには特に異常がないにも関わらず、文字の読み書き学習が非常に困難な人たちもいます。
これは、俗に『識字障害』と言われる学習障害の一種です。
ここにある識字障害の男性の独白があります。
それは、以下の通りです。
僕は自分が読んでいるものに集中しようとした。そして、ページの最後までたどり着いたが、何を読んでいたのかほとんど記憶していなかった。
頭の中が真っ白になり、不安と焦燥感と倦怠感を覚え、挫折感に苦しみ、しばしば口を閉ざした。腹を立てることも珍しくなかった。
勉強しているときに、脚がひどく痛くなることもよくあった。頭も痛くなった。
学校に通っているあいだも、仕事をするようになってからも、自分には秘密があると感じていた。
新しい学校では、ほかの子に知られたくないと思っているのに、学習障害児用の読み方教室へやられてしまうのだった。
この方は、識字障害によって、小さい頃からとても困難な生活を強いられ、常に不安と焦燥と倦怠、そして挫折感の中で苦しみながら生きてこられたようです。
これは、以前に雑誌『ピープル』に掲載されたハリウッド俳優のトム・クルーズさんのインタビュー記事です。
トム・クルーズさんの俳優としての成功を見る限り、彼が、自らの識字障害という人生の課題に対して、決して挫折してしまわなかったことは事実です。
私たち人間には、たとえどのような困難に出遭ったとしても、それを乗り越え克服する能力が備わっています。
その能力を使うかどうかは、すべて自分次第です。
トム・クルーズさんの俳優としての活躍は、そのことを私たちに教えてくれているのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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