他人を非難することと自分の意見を述べることの違い | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、人間関係において、自分の意見をはっきりと相手に伝えることは大切なことです。

 

良好な人間関係とは、相手に合わせながら自分の意見を押し殺し、いつもニコニコして付き合うことではありません

 

お互いが相手の意見に真摯に耳を傾け、そして、お互いが自分の意見をきちんと言うことが出来る。

 

それこそが、良好な人間関係と言えるでしょう

 

ただ、ここで気をつけるべきことは、相手への非難は決して意見ではないということです

 

多くの人たちが意見と非難を混同し、他人への非難を自分の意見だと勘違いされています。

 

意見は自分の考えの表明であって、決して相手を攻撃することではありません

 

では、具体的には、意見と非難はどのように違うのでしょうか?

 

基本的に、相手を攻撃する非難は、

 

あなたは、こうだ!

 

という形で表現されます。

 

これに対して、自分の考えの表明である意見は、

 

私は、こう思う

 

という表現になります。

 

たとえば、

 

「あなたの考えは、間違っている!」

 

「あなたのやり方は、おかしい!」

 

「それは、あなたがやるべきことでしょう!」

 

などという言い方は、相手を非難する典型的な表現です。

 

このような場合には、

 

「この件については、私は、こういう風に考えます。」

 

「私は、このようなやり方の方がいいと思う。」

 

「それは、あなたがやるべきことだと私は思います。」

 

と言えば、それは自分の意見の表明になります。

 

また、

 

「すぐにこうしなさい!」

 

とか、

 

「こうやるべきでしょ!」

 

などという言い方をすると、相手への命令や指示、あるいは非難になってしまいますが、

 

「すぐにやった方がいいと思うよ」

 

という表現を使えば、それは相手への提案になります。

 

実際、「あなたは、こうだ!」と非難されるよりも、「私は、こう思う」と意見を言われた方が、相手の人も素直に耳を傾けてくれるものです。

 

相手を非難し攻撃するのではなく、自分の意見を表明することを常に意識する、それが、良好な人間関係を築く基本でもあると思います

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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