人は、他人をどのように理解しているか その2 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、昨日の記事の続きです。

 

昨日の記事では、私たちは、『シミュレーション説』と『行動パターン説』の両方を使って、他人の行動の意味を理解している、ということを書きました。

 

では、それほど高度な能力を使っているにも関わらず、他人を理解するのが難しいのは、一体なぜなのでしょうか?

 

それは、このブログでも常に書いている通り、私たちが、他人と協力するためではなく他人と競争するために他者を理解しようとしているからです

 

他人を理解する上で、とても重要になってくるものと言えば、自分自身に対する認識です。

 

自分自身をどのように認識しているかによって、この世界に対する私たち自身の認識も変わってきます。

 

そして、私たちがこの世界をどのように認識しているかによって、他人を理解するその目的も大いに変わってくるわけです。

 

たとえば、自分自身に自信があれば、私たちは、この世界をとても安心できるところだと思うことでしょう。

 

そして、周囲の人たちは、常に自分の味方である、という認識に至ります。

 

そうすれば、私たちは、周囲の人たちとより深く協力し合うために、他人を理解しようとするでしょう。

 

そこにあるのは、『他人のために』という他人目線の考えであり、他人の立場に立ったものごとの見方です。

 

当然のことながら、他人の立場からものごとを見ることができれば、他人をより深く理解することができ、他人と共感することもできるでしょう。

 

しかし、現実には、ほとんどの人たちが、自分自身に対して自信を持っていません。

 

自分に自信がないために、この世界を危険なところだと思い込み、周囲の人たちは、自分の敵ばかりだと認識しています。

 

そのために、私たちは、周囲の敵から自分を守るために、他人を理解しようとしているのです。

 

周囲の敵から自分を守るためには、他人との競争に勝たなければなりません。

 

他人との競争に勝つには、他人を貶めなければなりません。

 

それゆえ、私たちは、常に他人との競争に勝ち、他人を貶めるために、他人を理解しようとするのです。

 

そこにあるのは、『自分のために』という自分本位の目線であり、自分にとって有利な、自己中心的な他人の理解です。

 

そのことが、他人を見る目を曇らせてしまうのです。

 

ほとんどの人たちが、他人と協力するためではなく、他人との競争に勝ち他人を貶めるために他者を理解している、ということを如実に表す事実としては、私たちが、他人に協力を申し出る言動をするのは大いに苦手ですが、他人の嫌がることや傷つけること、困らせるようなことなどに対しては、実に的を射た言動を常にすることができることからもわかります。

 

その最たる例がいじめかもしれません。

 

人を喜ばす方法を考え付くのが難しい人でも、人をいじめる方法を考え付くのは容易なことでしょう。

 

それゆえ、私たちは、他人とトラブルを起こすことはとても得意なのです。

 

他人のことをより深く理解し、他人と協力するためにはこの世界に対する自己の認識を変えていく必要がありますがそのためには、まず自分自身に対する認識を変えること、つまり、自分に気づく必要があるのです

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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