相手の態度が気になる | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、たとえば、会社で上司が部下に注意をしていたとします。

 

あるいは、家で父親が子どもに注意をしていたとします。

 

このとき、もし上司や父親が自分の能力に対して自信を持っていたとすれば、部下や子どもの態度がどんなものであっても気にはしません。

 

なぜなら、自分には部下や子どもを納得させる能力があると思っているからです。

 

ところが、現在では、多くの方たちが自分の能力に対して自信を持っていません。

 

そのため、自分の言っていることをちゃんと聞いているかどうかに不安を感じてしまいます。

 

そこで、相手の態度がとても気になってくるのです。

 

もし相手がふてくされていたり、不機嫌な態度をしていたとすれば、自分の能力に自信がないために、

 

相手は、私の話しをちゃんと聞いていない」、

 

私のことをバカにしている

 

と思い、劣等を感じるようになるのです。

 

そして、その劣等感を怒りによって補おうとするのです。

 

そのために、

 

なんだ、その態度は!ちゃんと話を聞いているのか!それが人の話を聞くときの態度か!

 

と怒鳴ってしまうわけです。

 

残念ながら、人の話は、態度で聞くのではありません。耳で聞くものです。

 

重要なのは相手の態度ではなくその後の相手の行動です

 

たとえ相手が殊勝な態度で話を聞いていたとしても、その後の行動に何の変化も見られなければ、こちらの意見は伝わっていないことになります。

 

反対に、たとえ相手が終始ふてくされた態度で聞いていたとしても、その後の行動に変化が見られるならば、こちらの意見が相手にきちんと伝わっていることになるのです。

 

このように、日本人が他人の態度を気にするのは、他人の評価を気にするのと同じことなのです。

 

つまり、他人の態度を見ることによって相手の自分への評価を確認しているのです

 

そのために、相手が自分に対してどのような態度を取っているかがとても気になるのです。

 

これは、スポーツにおいても言えることです。

 

先にも示したとおり、ほとんどの日本人が、自分の能力に対して自信を持っていません。

 

そのため、さまざまなことに劣等感を抱いています。

 

そして、その劣等感を簡単に補う方法の一つが、自分の好きなチームや好きな選手がスポーツで勝つのを見て優越感に浸ることなのです。

 

それゆえ、必死で応援するのです。

 

しかし、応援している選手が勝たなければ、優越感に浸ることができません。

 

そのために、負けるとイライラしたり、不愉快になったりするのです。

 

そんなときに、当の選手がヘラヘラ笑っていたりすると、応援している自分をバカにしているように感じるのです。

 

つまり、選手が応援している自分たちのことを評価していないように感じるわけです。

 

そこで、

 

負けて悔しくないのか!

 

と怒鳴ってしまうわけなのです。

 

ほとんどの日本人が『勝利』を称えることはできても、『勝負』そのものを称えることができないのは、このためなのです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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