ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、ドイツの哲学者であるニーチェは、人間は、「汝なすべし」から「われは欲する」という存在にならなければならない、と述べています。
「汝なすべし」、
つまり、
「あなたは、こうしなさい。ああしなさい」という教えを請う存在から、
「われは欲する」
つまり、
「私は、こうしたい。ああしたい」
という自ら決断する存在にならなければならない、
と言っているのです。
私たち、特に日本人は、幼い頃から、ものごとの答えを自ら見つけようとするのではなく、人から教えてもらうことに大いに慣らされています。
私たちは、人から教えてもらった答えを覚えることが学習だと学んできました。
しかし、それは、『学習』ではなく、あくまでも『暗記』です。
本来、学習とは、ものごとを理解するために知識を増やすことであり、自ら答えを見つけるために知識を増やすことこそが、学習であるはずです。
これは、人生においても同じことです。
私たち人間は常に、人生から、どう生きるのか、そのことを問われている存在です。
そして、その答えを、自らが見つけていく必要があるのです。
そのためには、さまざまなことを経験し、さまざまなことを学んでいく必要があります。
それゆえ、人間は、一生学び続ける存在である、と言われるのです。
しかし、多くの人たちが、自らの人生における答えまでも、人から教えてもらおうと彷徨い続けています。
そうして、
「こうしなさい。ああしなさい」と言われては、
それができないと、
「私はダメな人間だ」と言って自分を責めています。
「こうしなさい。ああしなさい」と言われては、
それでもうまく行かずに、
「他に答えはないのか」と言って、
新たな答えを教えてもらために彷徨っています。
私たち人間は、自分の人生における答えを、自ら見つけ自ら決断していく存在になってこそ、初めて幸せな人生を歩めるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
自分を変えたい、人生の迷路から抜け出したい、
そう思う方は、
『気づきの思考法テキスト』を読んでください。
→詳しくはコチラ