周囲の人の足を引っ張る人たち | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、よく「努力して成功するならみんなそうなっているはずだけど、実際はそうではない」と言う人がいます。

 

そして、そういう人に限って何もやってないことが多いものです。

 

実際、努力していない人、あるいは行動しない人に限って、このような発言をよくされます。

 

この発言には、2つの目的があることが考えられます。

 

1つは、自分が努力や行動していないことに対する『言い訳』という目的です。

 

このように言い訳することによって、努力していない自分の価値を下げないようにしようとしているのです。

 

では、もう1つの目的とは?

 

それは、相手の足を引っ張り、やる気を失わせようとすることです。

 

つまり、このような発言をすることによって、相手にも努力させないようにしているわけです。

 

人は、自分が努力や行動していないことを、無意識では十分理解しています。

 

そこで、さまざまな言い訳、つまり自己欺瞞を演じて、そのことをごまかしては自分の価値を下げないようにしようとします。

 

しかし、いくら自分の行動に言い訳をしても、周囲の人たちが努力したり、行動を起こしたりすれば、自分だけがどんどん取り残されて、自分の価値は下がることになってしまいます。

 

そうなっては元も子もありません。

 

そこで、私たちは、周囲の人たちにも努力をさせないように、このような発言をして同意を得ようとしているのです。

 

言うならば、周囲の誰かが『抜け駆け』をしないように釘を刺そうとするのです。

 

それゆえ、このような発言をする人たちは、周囲で努力している人を見ると、

 

「努力して成功するならみんなそうなっているはずだけど、実際はそうではない。だから、努力しても無駄だ」

 

と言っては、相手のやる気を失わせて努力させないようにしようとするのです。

 

この『抜け駆け』をさせないようにする行為は、多くのところで見受けられます。

 

たとえば、学生の頃、試験の前などに、

 

「勉強するのダルいから、止めとこかな。お前もしないやろ?」

 

などと言っては、周囲の友人に勉強させないように釘を刺したり、

 

「あなたは、〇〇しないでしょ、××しないでね」

 

などと行動させないように念押ししたりします。

 

このように、私たちは、自分が努力や行動をしない場合には、知らず知らずのうちに、その言い訳をするのと同時に、周囲の人たちにも努力や行動をさせないように足を引っ張ろうとするのです

 

こんなことをしているよりも、努力して成功するほうがいいと思うのですが。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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