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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、昨日、『変わるための必須条件』というタイトルで、人が変わるために必要な3つの方法を紹介しました。
(昨日の記事の詳細は→コチラ)
まず、変わるために必要なことの1つ目は、
① 自分がやることに抵抗があることをやってみること
そして、それをするためには、
② 一気に集中して、一気にトップスピードに持っていって、一気に駆け抜けること
そうして、そうなるためには、
③ 繰り返し行うことによって訓練すること
という3つでした。
しかし、「やるのがイヤだなあ」と思うことをやれば変わるのはわかっていても、それをやるのに抵抗を感じて、なかなか行動できないのも人間です。
また、こういう場合に必ずやってしまうのが、いきなり難しいことをやろうとしてうまく行かずに、すぐに諦めてしまうということです。
そこで、このような時に必要になってくるのが、少しずつ段階を踏んでステップアップしていく、ということです。
今回の場合も、いきなり「イヤだなあと思うこと」をやろうとするのではなく、まずは、日常の生活の中でやるべきことを一気に集中して取り組む練習をする、ということが必要です。
私たちの日常生活の中では、それが好きか嫌いかに関わらず、やるべきことが必ず存在します。
まずは、そのことに対して一気に集中して取り組む訓練を積むのです。
そして、それがうまく出来るようになれば、次には、それを今までやるのに抵抗があってやらなかったことにも拡げていくようにしていくのです。
このときにも、一番イヤだと思うことをいきなりするのではなく、最初は、「やるのに抵抗はないけど今までやったことがないこと」などから始めて、次に「少し抵抗のあること」、「もう少し抵抗のあること」……、
というように、イヤだなあと思うことを「少し」から「大変」まで第1段階から第5段階くらいに分けたリストを作り、それを第1段階から一気に集中して取り組む練習をするようにします。
そして、それが出来るようになれば、段階を次の段階に上げていくようにし、最終的には第5段階ができるようにステップアップしていくわけです。
私たちがいきなり難しいことに取り組もうとするのも、言わば一種の自己欺瞞で、最初からできないことは無意識にはわかっていることなのです。
そうして、うまく行かないことによって諦めさせようとしているのです。
何ごとも少しずつ段階を踏んでステップアップしていかないとうまく行かないことを、人間は理解しています。
しかし、それをさせないところが自己欺瞞なのです。
それゆえ、自分自身を変えるためには、少しずつ段階を踏みながらステップアップしていくということを身につける訓練をする必要があるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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