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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、最近、交通トラブルが各地で増えていると聞きます。
先日、京都では、バイクが後続の車に幅寄せをされて転倒するという事故がありましたし、また、神奈川県では、高速道路上で無理やり停車させられた車に乗っていたご夫婦が、後続のトラックに追突され命を落とす、という事故まで起こっています。
このように、運転手が車の運転中に割り込みや追い越しなどに腹を立てて、過激な報復行動を取ることを『ロードレージ』と呼ぶそうです。
このロードレージが起こる理由として、ある専門家は、
「車が鎧のような役目を果たし、その結果、自分が強くなったような気がして気が大きくなるからだ」
と述べていました。
しかし、気が大きくなるのなら、むしろ割り込まれても笑って過ごせる余裕があるのではないでしょうか。
また、ある専門家は、
「車を運転すること自体、極度の緊張状態を強いられることであり、その結果わずかなことでカッとなりやすいのだ」
と述べていました。
これら二人の専門家の意見に共通しているのは、それでは何も説明していないということです。
つまり、もしそれが理由であるのなら、すべての運転手がすぐに過激な運転をするはずであり、笑顔で道を譲る運転手など存在しなくなります。
要するに、なぜ、キレる運転手とキレない運転手がいるのか、その説明がなされていないのです。
ロードレージの根幹にあるのは、やはり勇気を失った臆病者の行動でしょう。
彼らは、割り込みや追い越しをされると、過度な劣等感を抱くことになります。
そして、臆病ゆえにその劣等感に我慢できなくなるのです。
そこで、過激な運転をすることによって優越感に浸ろうとするわけです。
そこから見えてくるものは、小さいころから甘やかされて育てられ、自分の思い通りに行かないときには暴力的な行動によって解決しようとしたことを許されてきた子どもだったと想像できるでしょう。
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