決断できない | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、

 

自分に確信が持てず、決断がなかなかできない

 

と言う人がいます。

 

そんな人は、

 

だから、ついつい周囲の人に合わせてしまう

 

と言われます。

 

ここに大いなる自己欺瞞があります。

 

そして、自己欺瞞の一番簡単な見つけ方はやっていることと言っていることの矛盾を探すことです

 

もしこの方の言われる通り、

 

自分に確信が持てず、決断がなかなかできない

 

とするならば、

 

そのような発言をする決断は誰がしたのか

 

という疑問が生じます。

 

また、

 

だから、ついつい周囲の人にあわせてしまう」のなら、

 

その決断は誰がしたのか、という矛盾が起こります。

 

なぜなら、『周りの人に合わせるということも一つの決断だからです。

 

つまり、決断できないのならば、周りの人に合わせるという決断もできないはずなのです。

 

実際、私たちは、常に、決断をしています。

 

朝、起きる決断。

 

顔を洗い、歯を磨く決断。

 

朝ごはんを食べる決断。

 

会社や学校に行く決断、などなど。

 

私たちは、朝起きてから夜眠りにつくまで、常に、そのときそのときの状況に応じて決断をしているのです。

 

それゆえ、決断できないということはないのです。

 

確かに、ためらいや迷いが生じたときなどには、『決断できない』と感じてしまいます。

 

たとえば、これから寒くなってくると、朝、起きる決断ができなくてベッドからなかなか出られない、というときがあります。

 

しかし、それは、『起きる決断がなかなかできない』ということではなく、『まだ起きない決断をした』ということに他ならないのです。

 

私たちは、日常生活の中で、常に、ある行動を『するか』、あるいは、『しないか』というどちらかを選択する決断を迫られています。

 

それゆえ、『ある行動をする決断ができない』ということは、取りも直さず、『ある行動をしない決断をした』ということに過ぎないのです。

 

何かを購入するかどうか迷っているときには、『購入する決断ができない』ということではなく、『今すぐには購入しない、という決断をした』ということに過ぎないのです。

 

友人などと一緒に食事に行ってメニューを見ても何にするかなかなか決められないときには、『何を食べるか決断できない』ということではなく、『何を食べるか自分は決めない、という決断をした』ということに過ぎないのです。

 

政治家が何かとものごとを先送りにするのも、『決断できない』ということではなく、『今は決めない、という決断をした』ということに他ならないのです。

 

このように、私たちは、常に、ある行動をするか、しないか、という決断をしながら生きています。

 

しかし、政治家がものごとを先送りにするなど、『行動しない』という決断は、場合によっては、自分の価値や評価を下げてしまうと私たちは無意識に感じています

 

そこで、そのような決断をしたときには、そのことをごまかそうとする行動をするわけです

 

それが、『私は、〇〇だから決断できない』という周囲に対する言い訳であったり、ためらいや迷い、あるいは葛藤など、自分に対する自己欺瞞であったりするのです。

 

私たちは、『行動しない』という決断が自分の価値を下げると感じているがゆえに、『決断できない』ということを殊更強調する必要を感じてしまうのです。

 

ここに大いなる自己欺瞞があるわけです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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