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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、ある女性から恋愛の悩みに関する相談を受けました。
その女性は、
「私には、男性を見る目がない」
と言うのです。
彼女曰く、
「好きになる男性は決まって浮気癖のある男性で、いつも裏切られては傷ついて別れていく。
私は、いつも都合のいい遊び相手に過ぎない。」
そのために、彼女は、自分の恋愛がうまく行かないのは、自分に男性を見る目がないからだ、と思っているのです。
このような経験をされているのは、決して彼女だけではありません。
多くの女性の人たちが、いつも同じような男性を好きになっては、結局、いつも同じように恋愛がうまく行かなくなる、という話を口にされています。
そして、それは、自分に男性を見る目がないからだ、と思っているのです。
しかし、残念ながら、恋愛がうまく行かないのは、決して男性を見る目がないからではありません。
むしろ、彼女たちには、男性を見る目が『ある』のです。
彼女たちは、必ず恋愛がうまく行かなくなるような男性を自ら選んで好きになっているのです。
つまり、彼女たちは、常に恋愛がうまく行かなくなるように、いつも同じような男性を自ら選んでいるのです。
それゆえ、彼女たちには、男性を見る目がないのではなく、男性を見る目がある、と言えるのです。
そして、本人の望みどおり、恋愛に失敗しているのです。
なぜ、そのような悪循環を繰り返しているのでしょうか？
それは、彼女たちは、自分が恋愛のできないダメな女性だ、と無意識に信じ込んでいるからです。
そうして、その思い込みを強化するために、常に恋愛がうまく行かなくなるような男性ばかりを選んでは、好きになっているのです。
その結果、いつも恋愛に失敗し、
「やはり、私はダメな女性なんだ」
と自分に言い聞かせては、自分の思い込みを強化しているのです。
そして、この問題の根底にも、やはり人間の劣等感が大きく関わっているのです。
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