苦しい生き方とは | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、このブログは、すべての人に幸せな生き方をして欲しいと願って書いています。

 

しかし、残念ながら、多くの人たちが、自らの人生において、非常に苦しい生き方をされているように見受けられます。

 

苦しい生き方とは、無意識のうちに、自らの思考が自らの行動を妨害し、自分の行動範囲を狭くしている生き方のことを指しています。

 

それは、人間の本質を理解していないがために起こっていると言えるのです。

 

例えば、その人の物事の捉え方を測る尺度として、コップに残った半分の水をたとえに使う場合がよくあります。

 

そして、この水を「もう半分しかない」と捉えるのはネガティブな考え方であり、「まだ半分もある」というポジティブな考え方に変えた方がよいと言われています。

 

確かに、物事をポジティブに捉えることは、その人の行動を助けてくれる強い武器となります。

 

しかし、それはあくまでも表面的な理解であり、本質的なものではありません。

 

なぜなら、人間の本質を理解すれば、人間の行動において最も重要なことは、そのときの状況をどのように捉えるかではなく、その時の状況に対してどのように適切な態度を取るかなのだ、ということに気づくことができるからです。

 

つまり、「もう半分しかない」とネガティブに捉えること自体が問題なのではなく、その状況に対してどのような態度を取っているかが問題なのです。

 

そして、人間の本質を理解していなければ、「もう半分しかない」とネガティブに捉えると、だから「どうしょう……」と悩み、「ああでもない、こうでもない」と考えながら、自らの思考が自らの行動を妨害し、その行動範囲を狭くして苦しい生き方をすることになるのです。

 

これに対して、人間の本質を理解していれば、たとえ「もう半分しかない」とネガティブな捉え方をしたとしても、「では、どのような飲み方をすればいいのだろうか」とか「では、どうすればもっと水を増やせることができるだろうか」と、自らの思考が自らの行動を支持するような考え方ができ、その状況に対して適切な態度を決めることができるのです。

 

このように、人間の本質をきちんと理解していれば、たとえどのような問題が起こったとしても、もはや「どうしょう……」と悩み、「ああでもない、こうでもない」と考えながら自らの思考が自らの行動を妨害し、その行動範囲を狭くして苦しい生き方をする必要はなくなるのです。

 

常に、自らの思考が自らの行動を支持するような考え方ができ、その状況に対して適切な態度を決めることができるようになるのです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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