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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、今日は、『旅の日』だそうです。
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知らないところを旅するのは、楽しいものですよね。
楽しいと言えば、最近、
「楽しいことは良いことだ」とか、
「脳にとって楽しいことをしよう」
などとよく言われているのを耳にします。
確かに、楽しいことをすることは、人にとって、とても有意義なことだと思います。
しかし、その反面、人間の本質を知らなければ、とても恐ろしいことでもあります。
なぜなら、すべての人が自分にとって楽しいことをしたとしても、それが必ずしも社会にとって有益であるとは限らないからです。
例えば、最近の脳画像を使った研究によれば、いじめっ子の脳は、他人が苦しんでいるのを見ると喜ぶという結果が出ています。
もしこの子どもが、自分にとって楽しいことをすれば、それは他人を傷つけることを意味しています。
また、私たちの周囲でも、残念なことではありますが、他人の悪口を言っては喜んでいる人たちを目にすることがあります。
人にとって何を楽しいと感じるかは、その人が幼い頃の体験の中で何を学んできたかということに大きく左右されます。
ある人にとっては、他人に暴力をふるうことを楽しく感じるかもしれません。
また、ある人は、ものを盗むことにスリルや興奮を覚えるかもしれません。
残念ながら、自分に対する自信を失っている人たちは、反社会的な行動に楽しみを見出してしまうのです。
このような人たちが、脳にとって楽しいことをするならば、それは、取りも直さず、犯罪を意味することになります。
もし、脳にとって楽しいことをしようと思うのなら、まずその前にやっておかなければならないことがあります。
それは、自分の脳を、社会に対して貢献する行動を楽しいと感じる脳にしておくということです。
そして、そのためには、自分に対する自信を取り戻す必要があるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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