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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、昨日の記事では、人は、うまく行ったことよりも、うまく行かなかったことばかりを記憶し自分を責めるようになる、ということを書きました。
しかし、それでも、実際問題として、
「どうも、ものごとがうまく行かない」、
そう感じるときってありますよね。
ものごとがうまく行かないときが続いてしまうと、気分が落ち込んでしまうのも事実です。
そんなときには、次のことを思い出してください。
『夜と霧』の著者として知られる精神科医のヴィクトール・エミール・フランクルは、『フランクル回想録』という本の中で、ものごとがうまく行くために彼自身が実行していた三つの原則を述べています。
それは以下の三つです。
① どんな些細なことでも、重要なことと同じように徹底してやること。また、どんな重要なことでも、些細なことと同じように心を落ち着けてやるということ。
② 何ごともギリギリの期限ではなく、なるだけ早いうちに行うようにすること。そうすれば、仕事が多い上に、まだやり残しているというプレッシャーにまで悩まされなくて済む。
③ 好きなものより、嫌なことから先に済ませること。
「なんだ、三つとも当たり前のことじゃないか」
と思われたかもしれません。
しかし、この当たり前のことが重要なのです。
ものごとがうまく行かないときには、この当たり前のことができていない場合が多いのです。
人が、ものごとを成功させたり、うまく行かせたりするためには、何も特別なことをする必要はありません。
ただ、目の前にあることを一つひとつ確実にベストを尽くしてやり遂げることこそが、最も大切なのです。
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それでは、先週の「いいね」ランキングです。
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1位 『子どもには、どのように対処すればいいか』
2位 『「愛さずにはいられない」なんてあり得ない』
2位 『アドラー心理学における3つのタスク』
4位 『社会に適した生き方』
5位 『それは、性格のせいではない』
6位 『なぜ、いつもうまく行かないのか』
7位 『罪を犯すという欺瞞』
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