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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちはどうしても、人の人格と行為を同一視する傾向にあります。
たとえば、
「そういう悪いことをする人は、悪い人間だ」
と考えてしまうのです。
これは、基本的には、『原因論』的な考え方になります。
即ち、
「その人が悪い人間だから、そういう悪いことをするのだ」
と考えるわけです。
これに対して、アドラー心理学の考え方は、『目的論』です。
それゆえ、人格と行為は別なものであると考えます。
即ち、
「人の行為は、その人がある目的を達成するために利用しているのだ」
と考えるわけです。
たとえば、子どもが悪いことをすれば、
「その子どもが悪い子だから」と考えるのではなく、
「その行為には、その子どもが何かを達成する目的がある」
と考えるのです。
それは、親の注目を引くためなのかもしれません。
あるいは、他のきょうだいに親の言うことをよく聞くいい子がいるために、自分は、悪いことをして家族の中の居場所を見つけようとしているのかもしれません。
このように、人の行動を目的論的に捉え、人格と行為を分けて考えれば、人の行動を違う視点から見ることができるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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