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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、女性から
「ちょっと聞いて」
と言われて話を聞きながら、
「ああ、そんなときには」
と、その話の内容に関してアドバイスでもしようものなら、
「ただ、話を聞いてもらいたいだけ!」
と相手を怒らせることになる、というのはよく言われることです。
しかし、これは、何も女性に限ったことではありません。
たとえば、男性の友人が、
「この間、腹が立つことがあってなあ」
と話を始めたときに、その話を聞きながら、
「ああ、そんなときには」
とアドバイスをすると、
「そんなことは分かってる!」
と相手を不愉快にしてしまいます。
このように人は、大抵の場合、アドバイスを求めていないときにアドバイスをされると不愉快な思いをするものです。
これは、アドバイスをするという行為が、何かをしている相手の人に「大丈夫か、できるか?」と尋ねるのと同じように、相手の能力を否定していることになるからです。
たとえば、テニスプレーヤーの錦織選手が目の前にいて、その彼のサービスが精彩を欠いていたとしても、
「今の打ち方は……」
などとアドバイスをしようとは思わないでしょう。
それは、テニスにおいては、彼の能力のほうが上だと思っているからです。
要するに、人が、相手にアドバイスを求められていないにも関わらずアドバイスをしようとするのは、相手の能力を自分よりも下だと思っているからなのです。
つまり、
「あなたには、その問題を解決することができない。
だから、私のアドバイスの通りしなさい」
と言っているようなものなのです。
だから、相手の人は、自分の能力を低く見られたように感じ、不愉快に感じるわけです。
それゆえ、相手の人の話を聞くときには、
「この人には、自分自身の問題を解決する能力がある」
と自らに言い聞かせながら聞くようにしてみてください。
そうして、相手の人が求めていないときにアドバイスをしようと思うかどうか、確認してみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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