ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私は、このブログで、
「頑張って努力する」とか、「一生懸命に努力する」とか、
あるいは「常にベストを尽くす」
というようなことをよく書きます。
ただ、これらの言葉には嫌悪感を抱かれる方たちも多く、最近では、「頑張らない」ということもよく言われています。
恐らく、多くの人たちが、「頑張る」とか「ベストを尽くす」と聞くと、常に全力で駆け抜けているようなイメージを持たれるのかもしれません。
しかし、それは、ベストを尽くしているのではなく、ただ無理をしているだけのことです。
人生において、常に全力で駆け抜けることなどできないでしょう。
休むべきときには休むことが、ベストを尽くすということだと思います。
たとえば、マラソンの大会に初めて参加したとしましょう。
そのときの目標が、完走するために頑張ってベストを尽くす、ということだとします。
そんなとき、最初から最後まで全力で駆け抜けようと思うでしょうか。
そんなことは、不可能なことです。
完走できるように、自分のペースを守りながら、それでも疲れたときには、立ち止まったり歩いたりして体力を回復させ、再び走り出す。
ゴールするまで、そんなことを繰り返すのではないでしょうか。
しかし、その状態を、自分で、「頑張っていない」とか「ベストを尽くしていない」とか思わないはずです。
ところが、これが人生になると、立ち止まったり歩いたりしているときを「頑張っていない」とか「ベストを尽くしていない」と思ってしまいます。
人生において、常にベストを尽くすためには、心の余裕が必要です。
心の余裕とは、言ってみれば、自分の能力に対する自信と言えるでしょうか。
人は、心に余裕があれば、疲れたときには英気を養うために休むことができます。
しかし、多くの人は、心に余裕がないために無理をしようとします。
そして、それを一生懸命頑張っていることだと勘違いしてしまっています。
そのために、続けることができずに、落ち込んで自分を責めるのです。
言ってみれば、無理をして頑張る人は、無理をして頑張ることによって体調を崩し、そのことで「自分はダメだ」と責める口実を、自分に与えているようなものなのです。
そのようにして人生の課題から逃れる欺瞞を演じているのです。
なぜなら、いくら無理をしても、それを続けていくことなど決してできないからです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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