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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私の家から駅に行くには、踏切を一つ通らなければなりません。
しかし、この踏切が実に厄介者で、私が急いでいるときに限って、
「カン、カン、カン、カン」
鳴りやがる。
そして、私を嘲笑うかのように、私の目の前で遮断機を下ろしやがる。
私は、目の前を通り過ぎる電車をイライラしながら見送ることになる。
そうして、思う。
「急いでいないときには、スムーズにいくのに」と。
しかし、本当はそうではありません。
別に急いでいるときに限って遮断機が下りるわけではありません。
電車は常に、一定の間隔で通り過ぎます。
ただ、私の注目しているところが、違うだけなのです。
急いでいるときには、イライラしていますから、当然遮断機が下りたことばかりに注目します。
そのために、そのことが強化され強く記憶されます。
これに対して、急いでいないときには、心に余裕があります。
それゆえ、たとえ遮断機に捕まったとしても、余裕を持って待っていられるので、そのことにはあまり注目しません。
そのために、そのことがあまり記憶されないのです。
その結果、急いでいるときに限って遮断機が下りるという記憶が形成されるわけです。
親の子どもに対する態度も同じようなものです。
「あなたは、いつもこんなことばっかりして」
と親はよく子どもを叱りますが、それは、親が、子どものその行動ばかりに注目しているからに他なりません。
それゆえ、それ以外の行動をしているときには注目を与えないので、まるで一日中そのことばかりをしているように記憶されるのです。
一度、子どもの行動をじっくり観察してみてはいかがでしょうか。
「この子、こんなこともしてたんだ」と意外な発見があるかもしれません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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