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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、アドラー心理学の基本的な考え方の一つに、他者との間に『横の関係』を築くというものがあります。
私たちは、一般的に、他者との間に『縦の関係』を築こうとします。
縦の関係とは、支配被支配の関係。
つまりどちらが上でどちらが下かを競おうとする競争の関係だと言えます。
これに対して横の関係とは、対等の関係。
つまり他者との間に協力の関係を築こうとするものです。
たとえば、私たちはどうしても、自分が正しいと思っています。
そこで、相手の言動を評価しようとします。
そして、自分は正しい、相手は間違っている。
だから、自分の言うことに従いなさい。
こうして競争の関係を築こうとします。
これが縦の関係です。
当然、相手は反発します。
一方、横の関係とは、相手の言動を評価するのではなく、理解しようとすることです。
自分は正しい、相手も正しい。
ただ、ものごとの捉え方や考え方が違うだけ。
それでは、ものごとを前に進めるには、どのような妥協点があるだろうか。
このように考えるのが、横の関係だと言えるでしょう。
ただし、言うは易く行うは難し。
この境地に至るには、長い道のりが必要ですが。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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