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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、ストレスを感じると、それに対応する反応をします。
この、ストレスに対する反応の仕方には2種類あり、一つは、何か大変なことが起きたりびっくりしたときなどにアドレナリンが出る反応で、これは自律神経の交感神経系の活動によるものです。
そして、もう一つの反応は、脳の視床下部―下垂体―副腎系経路と言われるもので、今日は、この経路のストレス反応に関する話をします。
この経路は、基本的には海馬と言われる脳の領域によって制御されています。
私たちがストレスを感じると、最終的にはグルココルチコイドというホルモンが副腎というところから分泌され、ストレスに対処するために役立つ反応を引き出します。
その反応によってストレスが緩和されると、海馬や視床下部に負のフィードバックをかけるために、グルココルチコイドの分泌が収まり、脳は正常な状態に戻ります。
問題が起こるのは、この負のフィードバックが機能しない場合で、この場合には、グルココルチコイドというストレスホルモンの放出量が上昇したままになります。
そして、脳は、ストレスホルモンに長時間晒されたままになると、うつ病など、さまざまな障害を生じるようになるのです。
この場合、ストレスホルモンに対して負のフィードバックがかかるときには、脳にはストレスに対する耐性があると言えます。
逆に、ストレスホルモンに対して負のフィードバックがかからなければ、脳にはストレスに対する耐性がないと言えます。
耐性がないがゆえに、ストレスに対して弱くなるわけです。
では、このストレスに対する耐性は、どのように決まってくるのでしょうか。
それは、ストレスを感じる状況に対するその人の認識の仕方にあると言えるでしょう。
その状況を乗り越えられると捉えていれば、そのストレスに対して対抗することができるでしょう。
しかし、その状況を乗り越えられないと捉えていれば、そのストレスに負けてしまうでしょう。
このようなストレスに対する脳の反応を見てみると、私たちがストレスに強くなるためには、どのような状況をも乗り越えることができるという認識が持てる自分自身を、作り出していくことが重要なようです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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