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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、NHKで、今年『アナと雪の女王』の主題歌『Let it go ~ありのままで』が流行ったことから、『ありのまま生きる』と題して、自分らしく生きている女性を特集する番組がありました。
私は、その番組を最初から最後までしっかり見ていたわけではなく途中でちらっと見ただけですが、番組には4名の女性が出演されていたと記憶しています。
女性の方たちはそれぞれ、さまざまな職業に就き、各々異なる立場の中で日々懸命に生活されていました。
ただ、この手の番組で言えることは、そのような女性の中に絶対に専業主婦の姿が見当たらないということです。
ありのまま生きている女性や自分らしく生きている女性と言われる人たちは、必ずと言っていいほど何某かの職業に就き、家庭と仕事を両立されている方がほとんどです。
専業主婦の方たちは、自分らしく生きているとは決して見なされません。
ここに、多くの人たちの『ありのまま』や『自分らしさ』に対する意味づけがあります。
つまり、ある職業に就き、その仕事をバリバリこなし、颯爽と生きていなければ、ありのままではないのです。
昔から、母親は、自らの人生を犠牲にし、家族に仕える存在だと見なされています。
それゆえ、そのような我慢をする生き方は、自分らしくはないのです。
要するに、多くの人たちが、『ありのまま』とはこういうものであり、『自分らしさ』とはこういうものであると、そのような生き方をある種の型に嵌めてしまっているのです。
そのために、そのような生き方をしていないと、『ありのままじゃない』、『自分らしくない』となるわけです。
果たして、そうでしょうか。
例えば、これが男性なら、もし男性が結婚し、仕事を辞め専業主夫になったとしたら、それもありのままの生き方であり、自分らしい生き方だと言われることでしょう。
しかし、女性の場合は、専業主婦は、ありのままではないし、自分らしい生き方ではないのです。
なんともおかしな話です。
ありのままとは、どのようなことをしているかということではないはずです。
自分らしさとは、何も我慢しないことではないはずです。
どのような立場であっても、またどのような状況であっても、自分の持っている能力を使い、自分の目の前の課題に全力で立ち向かうことこそが、ありのままであり自分らしいと言えるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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