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心理コンサルタント白瀧です。
さて、老子の言葉に次のようなものがあります。
上徳(じょうとく)は徳とせず、ここをもって徳あり。
下徳(かとく)は徳を失わざらんとす、ここをもって徳なし。
意味としては、
徳が十分に備わっている人は、徳があることを意識することがないので、本当の徳があるのです。
これに対して、下徳、つまり徳が少ない人は、その徳を失わないようにしようと必死になるので、かえって徳がなくなるものなのです。
となるでしょうか。
私たち人間の無意識は、その言動となって姿を現します。
たとえば、
「大丈夫ですか?できますか?」
とひつこく尋ねる上司や親は、『相手の人にはそれをする能力がない』と確実に思っています。
それが相手に伝わるために、相手を不愉快にさせてしまうのです。
また、自分に力がないと思っている人は、必死に自分の力をひけらかそうとします。
横柄な態度を取る人は、自分に自信がない人だと思って間違いないでしょう。
あるいは、他人とずれている言動をする人は、『自分は注目されない』と思っています。
それゆえ、他人とずれた言動をすることによって注目されようとするのです。
私たちは、『価値があるが自分にはそれがない』と思っているものをさも自分にはあるかのように誇張した言動をします。
しかし、それが却って自己欺瞞を生み出してしまうのです。
自分を信じ、他人を信じている人は、何かを誇張することなく、常に、自然な振舞いをすることができるのです。
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