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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、『月に囚われた男』は、先日、『ブラジルから来た少年』という記事の中で、クローンを題材にした映画の一つとして紹介したものです。
この映画は、デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズが、長編映画監督としてデビューを果たした記念すべき作品でもあります。
舞台は、近未来の世界。
私たちは、地球上の資源エネルギーをすべて使い果たしてしまったが、そんな地球を救う鍵は、意外にも月にありました。
それは、ヘリウム3と呼ばれる宇宙資源エネルギー。
その採掘を一手に引き受けていたのが、核燃料生産企業であるルナ産業でした。
主人公のサム・ベル(サム・ロックウェル)は、そのルナ産業に努めるエンジニアで、彼は、月の裏側にある採掘基地へ、3年間という長期にわたってたった一人で派遣されます。
通信衛星が故障しているため、地球との交信は録画データをやり取りするしか方法がなく、彼は、ガーディという人工知能を搭載されたロボットを話し相手に孤独な毎日を送っていました。
そんな彼を癒してくれたのは、愛する妻と幼い娘からの録画ビデオでした。
ところが、後2週間で契約が満了となるある日、彼は、月面での作業中に幻覚に惑わされ事故を起こしてしまいます。
そして、この事故をきっかけに、彼は、自分がクローンであることに気づくことになるのです。
彼の記憶は、すべて、植え付けられたもの。
彼が自分の人生だと思っていたものは、単なるオリジナルの人物からのコピーに過ぎないのです。
要するに、彼自身には、彼自身の人生がないのです。
彼は、作られた他人の人生を生きているようなものなのです。
そんな彼の姿を見たとき、私は、自分の今までの人生と重なるものを感じました。
そう、心理学に出会う前までの私の人生です。
それは、決して自分の人生を歩んでいるものではありませんでした。
それは、自分の人生を生きることから逃げるために、すべてを他人のせいにした人生。
つまりは、他人の人生を生きているようなものでした。
そして、今は、そのことに気づくことが出来たのです。
それゆえ、私は、これからは自らの人生を自らの足で歩いて行こうと決めたのです。
今からでも決して遅くはない、私はそう信じています。
果たしてみなさんは、自らの人生を自らの足できちんと歩いていらっしゃるでしょうか?
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