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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、偶然性という世界で生きています。
偶然性とは、言うならば、時代のニーズによってさまざまに変わる、ということ。
では、何が時代のニーズによって変わるのか？
それは、私たちの持っている能力の中で何が有益であるか、ということ。
例えば、ITや株、為替などに卓越した能力があったとしても、それが狩猟採集時代の社会に生まれていたとしたら、そのような能力は何の役にも立たなかったかもしれません。
あるいは、イチロー選手や本田選手が、もしベースボールやサッカーの無い時代に生まれていたとしたら、彼らの人生はもっと平凡なものであったかもしれません。
否、彼らはおそらく、そのような時代に生まれていたとしても、その時代のニーズに合わせた能力を開花させ、秀でた存在になっていたことでしょう。
なぜなら、人には、偶然性に適応する能力が備わっているからであり、彼らは、自らの能力を向上させるには努力が必要であることを知っているからです。
しかし、多くの人たちが、この偶然性に適応できずに悩み苦しんでいます。
それは、そのような人たちに、偶然性に適応する能力が欠けているからでしょうか？
いいえ、そうではありません。
彼らも偶然性にちゃんと適応しているのです。
ただ、それは、偶然性から逃げるという間違った適応の方法を取っているだけなのです。
時代という偶然性に正しく適応するためには、己の置かれた状況と真摯に向き合い、自らの能力を向上させる努力が必要です。
それが出来ない限り、私たちは、偶然性から逃げるという方法しか取ることが出来ないのです。
では、時代の偶然性に正しく適応するためには何から始めればいいのか？
そのためには、まず、なぜ偶然性から逃げるという間違った適応の方法を取っているのか、その意味を知る必要があるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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