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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、昨日、北海道大学で行われた、あるスクリーニング研究の記事が目に止まりました。
その概要は、
入学時にPHQ-9によるうつ病スクリーニングと気質―性格特性の評価尺度であるTCIを実施したところ、大うつ病エピソード群において、損害回避が高く、自己志向が低い傾向が認められた。
さらに性格特性の組み合わせを分析したところ、自己志向および協調が共に低い群において、大うつ病エピソードおよび自傷または自殺念慮がより多く発生する傾向が認められた。
というものです。(出典は、コチラ )
自己志向とは、自己を志向すること。
すなわち、自分を信じ、自らが定めた目標を持ち、自らの意志で行動することです。
その逆が他人指向で、周囲の目ばかりを気にするというもの。
ここでもやはり、キーワードは、自己の能力に対する自らの評価ということになります。
自己の能力に対する自らの評価が低ければ、当然、自分を信じることが出来ません。
それゆえ、自己志向も低くなります。
そして、自分を信じることが出来なければ、当然のことながら、損害を回避する傾向が強くなります。
また、自分を信じることが出来なければ、当然のことながら、他人を信じることが出来なくなります。
そして、他人を信じることが出来なければ、他人とうまく協調することが出来なくなります。
当然のことながら、他人とうまく協調出来なければ、人間関係に悩むことになります。
こうして、すべては一本の線で繋がることになります。
では、なぜ、私たちは、「自分の能力は低い」という誤った自己評価をしてしまうのか?
そして、そのことが、人の心理や行動にどのような影響を及ぼすのか?
これらのメカニズムが理解できたとき、人は、自分を変える一歩を踏み出すことができるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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