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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、昨日でしたか、何気なくネットでニュースを見ていたところ、
「女子アナが、錦野旦さんに暴言を吐いた」
というような見出しが目に付いたので、何のことかと思い読んでみました。
どうやらテレビのとある番組で、女子アナが錦野旦さんに対して、
「便所行ってこいよ錦野」
「あとで食えよ錦野」
「だからうるせぇよおしゃべり野郎」
などという暴言を吐いていたらしい。
もちろん、これは、番組上の演出で、あくまでも笑いを得るためのものだったらしいのです。
しかし、これが笑いだろうか。
そもそも笑いとは、緊張状態を緩和するために進化したと考えられています。
すなわち、かつて人間の祖先たちが、ジャングルで不幸にも敵に遭遇したとします。
そのとき、自分の身を守るために歯をむき出して敵を威嚇します。
すると、相手は敵ではなく仲間だった。
そんなとき、その場の緊張状態を緩和し、
「私は敵ではなく味方です。あなたに襲いかかる気はありませんよ」
と、相手に安心感を与えリラックスするために進化したのが笑いだというのです。
その観点から考えれば、現代の笑いは、果たして緊張状態を緩和し、人をリラックスさせているでしょうか。
今の笑いは、そのほとんどが人を笑う笑いです。
つまり、相手を見下し馬鹿にする笑いです。
そこにあるのは、緊張状態を緩和し人をリラックスさせるものではなく、単に歪んだ優越感と別な形での緊張状態です。
小林秀雄は、笑いについて次のようなことを言っています。
人を笑うのだけが笑いでははい。
子供ならみんな知っている。生きるのが楽しい、絶対的な笑いもある。
そして、それを目指したのがディズニーなのだ、と。
確かに、ディズニーランドには、人を笑う笑いではなく、生きるのが楽しい、そんな笑顔が満ち溢れています。
人が幸せに生きていくためには、ユーモアが必要です。
しかし、それは、他人を笑うユーモアではなく、自分を笑えるユーモアです。
自分の馬鹿げた行いを笑い、自分の失敗を笑い飛ばす。
そんなユーモアがあってこそ、人生は幸せになります。
他人を笑っても、そこから得るものは何もないのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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