子育てと親子の対立 その5 反抗期・自我の芽生え | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、昨日の記事の続きです。


(昨日の記事の詳細は、→コチラ


親と子どもが、


常に、親の子どもへの投資を巡って対立をしているのなら、


反抗期は、一体どういう意味を持っているのか?


反抗期とは、


否定や拒否の態度や行動が子どもに多く現れる時期のことで、


3~4歳のころに現れるのが第一反抗期、


そして、思春期のころに現れるのが第二反抗期と言われている。


第一反抗期では、子どもは、


すべてに対して「いや」と言って反発しては、


親の言うことをわざと無視したり、


親の言うことと逆のことをしたり、


何かにつけて自分の意見を強硬に主張するようになる。


これは、


このころになると子どもに自我が芽生え始めるために起こるもので、


今までうまく使えなかった自分の手足を使えるようになり、


何でも自分でやってみようという欲求が高まるために、


親からの干渉に反発を感じるようになるからだ、と考えられている。


果たして、そうなのだろうか?


そもそも自我が芽生えるとはどういうことなのか?


自我という言葉を大辞泉で調べてみると、


①自分、自己。


②哲学で、知覚・思考・意志・行為などの自己同一的な主体として、

他者や外界から区別して意識される自分。


③心理学で、行動や意識の主体。自我意識。


とある。


要するに、自我が芽生えるとは、


自分という存在、


つまり『』という存在に意識が向き始めることを言う。


自分という存在に意識が向き始めるとは、


自分という存在を理解することになるのだが、


これには、他人という存在を理解する必要がある。


なぜなら、


他人という存在なくして、自分という存在はなく、


他人という存在の理解なくして、


自分という存在を理解することはできない。


言わば、自己とは、


他人との関係において初めて存在するものであり、


自我が芽生えるとは、


他人と自分との区別ができるようになることに他ならない。


実際、生まれたばかりの赤ちゃんは、


他人と自分の区別ができない。


他人と自分の区別ができないとは、


周囲の人たちは、みんな、自分と同じものを見て、


同じように感じ、同じように考えていると捉えている。


つまり、


赤ちゃんにとって、周囲の人たちと自分は、


私たち』という一つの集合体なのである。


それが、自我が芽生えるようになると、


他人と『』という区別がつくようになるのだ。


他人は、自分とは違うものを見て、


違う感じ方をし、違う考え方をしている。


そのことに気づくようになる。


これを心理学では『心の理論』と言うのだが、


子どもは、このころになると、


この『心の理論』を理解できるようになる。


そして、この『心の理論』が、


反抗期に大きく関わってくるのである。


この続きは、次回に書きたいと思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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