ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントのしらたきです。
さて、今回の東日本大震災でも大きな社会問題になりましたが、
私たち人間は、非常事態になると冷静な判断力を失ってしまい、
まるで何かにとりつかれたかのように、
必死になって先を争い、ものを買い占めるという傾向があります。
ある専門家の話によれば、人が買い占めの行動に走るのは、
自分や家族を守りたいという『自己防衛』のためだということです。
しかし、不愉快な思いをされることを承知で敢えて言うなら、
人が買い占めの行動に走るのは、『自己防衛』のためというよりはむしろ、
『自分たちだけが損をしたくない』、
という強い欲求からくるものだと言った方が正確でしょう。
言うなれば、
『自分たちだけは、ババを引きたくない』という強い願望です。
それゆえ、何かが不足すると聞いたり、無くなると聞くと、
「このままではババを引かされてしまう」と不安になって、
みんなが必死になって我先にと争い、
必要なものから必要でないものまで何から何まで買い占めてしまうのです。
それゆえ、「買い占めをするな」と言われれば言われるほど、
「自分たちだけがババを引いているのではないか」と不安になって、
必死になって不必要な量まで買い占めてしまうのです。
この場合には、もはや、
他人より一秒でも早く、他人より一個でも多く買うことが、
その行動の目的になってしまっているのです。
『損をしたくない』と考えるのは、決して悪いことではありません。
ただ、『損をしたくない』と考えれば考えるほど、
人は、結果的には、損をする行動をしているものなのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と気づきの思考法を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
にほんブログ村
幸せになりたい方は、
幸せになるための気づきの思考法テキスト
「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください。
→コチラ をクリックしてください。