ご機嫌いかがでしょうか?
心理コンサルティングオフィス ふくよしです。
今日のテーマは、”褒めると勇気づけ”です。
心理学的思考法を習得すれば、本質を理解することができます。
たとえば、
ほめるという行為については、この世界的にベストセラーとなった
デール・カーネギーの”人を動かす”にも、人を変える9原則の第一番目に
紹介されています。
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他人を変えたければ、”まず、ほめる”と書いてあります。
では、なぜ?ほめるのか?
それは、デール・カーネギー氏の仮説のうえに成り立つ理論があるからです。
それは、
①人間は、他人からの賞賛を強く望んでいる。
②人間の行動は、心なかの欲求から生まれる。
つまり、人を動かす最善の方法は、その欲求を満たしてあげること。
そうすれば、その方向に、人は、行動をするということなのです。
だから、”まず、ほめる”という原則が生まれるのです。
このように、人間に関することについては、(心理学者など)の仮説のうえに成り立つ理論は、いろいろあります。
現在では、効果もなく、やや的外れな感じのものまであります。
しかし、この本では、どこを、どのように、ほめるのかを具体的には書いていません。
その点について言えば、心理学者のアルフレッド・アドラー博士は、明確です。
※アドラー博士は、勇気づけという方法を提案しています。
これも同じで、アドラー博士の仮説のうえに成り立つ理論があるので、
ほめることがダメだと言っているわけではなく、その理論を理解しておれば、
”ほめる”ことそのものが成り立たないのです。
だから、必然的に、勇気づけという方法になるのです。
つまり、意味があるのです。
例えば、”ほめる”という行為では、相手がうまく行かなかったときには、適切な対応が取れない場合があります。
しかし、”勇気づけ”は、その本質さえ理解しておけば、どのような状況でも適切な対応が取れます。
このように、心理学的思考法を習得すれば、”ほめる”という行為の本質や、”勇気づけ”という行為の本質を理解する力が身につき、その時の状況に応じた適切な対応が取れるようになるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
心理学教育の必要性と心理学的思考法を広める活動をしています。
よろしくお願いします。