勘違いだらけの子育て論「依存」 ―人生に気づきを与える心理学講座― | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご機嫌いかがですか?

心理コンサルタントのふくよしですニコニコ


昨日メールで、こんな相談がありました。


自信を持ってる人に育てるには、どうすればいいんですか?

この続きは、次の記事で紹介します。




では、本題です。

子育てで悩んでいるお母さんの中には、

子供が少しでも甘えた態度を示すとそれに過剰に反応して、

「この子には、依存傾向があるのでは?」

と不安に思われる方が多くいらっしゃいます。

しかし、そもそも甘えることと依存することは違います。

甘えることが、必ずしも依存することではありません。

例えば、病気になって家族の方などに甘えて看病してもらうことは、

悪いことでしょうか?


このとき、他人に依存してはいけないと思って、
無理をして何でも一人でやろうとすると、かえって症状を悪化させ、
取り返しのつかないことにもなりかねません。

また、仕事で行き詰って困っている時に、

上司や同僚などに甘えて手伝ってもらうのは悪いことでしょうか?

一人で全てを抱え込んでしまい事態を悪化させると、
かえって周囲に迷惑を掛けてしまうのではないでしょうか。
これらは、「協力」を目的とした甘えです。

自分のできないことを他人に甘えて協力してもらうことは、
決して悪いことではありません。


協力と貢献は、社会的動物である人間が持つ優れた特性です。
問題なのは、「依存」を目的とした甘えなのです。

例えば、他人に甘えることによって人を自分の思い通りに動かし、
自分では何もしないで全てを他人にしてもらうのは依存です。

また、他人に甘えて自分でできることまでも他人にしてもらい、

自分では一切何の責任も取らず、他人に責任を転嫁することも依存です。

このような「依存」を目的とした甘えが問題なのです。
「協力」を目的とした甘えは、自分のできないことだけを他人に協力してもらう、


あくまでも一時的な行動です。

これに対し、「依存」を目的とした甘えは、自分でできることまで他人にしてもらう、


極めて継続的な行動です。


従って、子供が甘える態度を示した場合には、
それが自分のできないことだけを協力してもらおうとする甘えなのか、
それとも、自分のできることまで依存してやってもらおうとする甘えなのか
を見極めることが肝心なのです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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