そんな態度をやめなさい!-子供の態度に悩む親 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

マジで今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

※すいません。すごく長い文章になりました。


親は、子供が、社会に出た時に、社会に上手く適用して、できれば出世なり、世の中の人のためになるような人になって欲しい。


せめて、他人に迷惑をかけるような人にはなって欲しくない。と思うものです。


子供たちの幸せを願うのは、親の性なのです。残念ながら



まして、今は、ほとんどの家族が、子供が1、2人です。


だから、子供のことをかまうことを止めようと思っても、目がいきます。


そして、厄介なのが、親が、高等教育を受けたためなのでしょうか?教育に熱心です。


子供にかまうことを止めようとすることは、諦めた方がいいでしょう。たぶん(笑


親が、社会に上手く適用できないと感じる性格(性質)として、すねる。言い訳をする。キレる。落ち込む。などが考えられます。


自分のことは、棚に上げてです(笑



社会に出て、ちょっとしたことで、”すねたり”、”言い訳したり”、”キレたり”、”ひどく落ち込んだり”していては、


上手くやっていけるのだろうか?と心配するのでしょう。(親のおせっかいですけど)



だから、子供が、ちょっとしたことで、すねたり、言い訳したり、キレたり、すると


そういう態度をやめなさい!と怒鳴ったり、



ちょっとしたことで、ひどく落ち込んだりすると


そんなことぐらいで、落ち込んで、どうするの!っと叱咤激励をするのです。



しかし、親のほとんどが、おそらく、どうしていいのか?わからないからだと思うのです。



適切な接し方がわからないからです。


つまり、子供の態度を改善できるような接し方がわからないからです。


だから、ほとんどの親は、自分の考えを押し付けるやり方しか、できません。


親としては、子供のうちに、このような性格を、改善したいと思うのです。


だから、”叱る”という方法を使ってしまうのです。



大人になれば、損な性格であることがわかり、意識して、他人の前では改善することができるでしょう。

しかし、身内になると、意識することができなくなり、いわゆる地がでます。例えば、うちの主人は、嫌なことがあると子供みたいに、すぐにすねるんよ!嫌な性格!とか、奥さんに言われるのです。


普段を知っている職場の人は、そんな性格だと聞いて、びっくりするかもしれませんが、意識しなければ、人間とは、そんなものです。



では、どうすれば、そのような態度を改善できるのでしょうか?



■心理学的に思考して、考えてみたいと思います。

※ただし、今回のケースは、10才以下の子供であること。デパートなど大勢の人がいるところでの場合は適用しません。それ以外とします。


子供が、、”すねたり”、”言い訳したり”、”キレたり”、”落ち込んだり”した時に、親としては、その態度に反応したくなるようです。


私もそうです(笑


人間は、相手の行動を変えたいと思うときに、命令というコミュニケーションを使います。



相手との関係に、上下の関係が完全に成立していなければ、より強く伝えたいと思い、感情を使います。


やめなさい。ではなく、やめろ!!!(って感じです)


関西では、やめんか!ボケ!カス!とやめろ、の後にボケとカスのおかずがつきます。


親が自分の思い通りにならないから腹が立つのでしょうか?



それとも、こんな性格では。。。と子供の将来が不安に感じるからでしょうか?


このような性格を改善することが、親の務めであり、教育だと信じているのでしょう。


親は、子供の不適切な態度には、敏感に反応します。(残念です)


さて、では、子供が適切な態度だった時は、どうでしょうか?きちんと反応しているでしょうか?


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たとえ話をします。


あなたが、エレベーターに閉じ込められたとします。


ドアが開きません。


怖い!です。私なら、確実にパニックです!


そして、エレベーターのボタンを、何度も押すでしょう。無駄だとわかっても


無駄だとわかってないのでしょう(笑


きっと押しまくります。連打します(笑。ドアも叩くでしょう。


そして、このぼろいエレベーター!バカエレベーターと怒鳴り散らすかもしれません。


こんなぼろいエレベーターに乗らなければ良かったと後悔を口にするかもしれません。


そして、連打し続けます。


すると、開きました!やった!!!ってなるでしょう。


成功です!


しかし、何度もボタンを押したから、連打したから開いた。。。のでしょうか?


そんなはずはないと思います。


これが、エレベーターでの成功体験です。(不適切な)学習したのです。


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親は、このエレベータのように、子供が、、”すねたり”、”言い訳したり”、”キレたり”、”落ち込んだり”した時に、過剰に反応するようです。不安や恐怖が、そうさせるのでしょう。

なぜなら、人間にとって、もっとも恐ろしいことの1つとは?



それは、社会から”無視”されることです。


村八分という言葉があるように、”無視”されることが、もっとも怖いことなのです。


このエレベーターも、なにをしても開かなければ、どうでしょうか?無視され続ければ、怖いですよね。


このエレベーターの成功体験のような、親の不適切な学習が、問題行動を続けるのです。


つまり、連打という不適切な行動⇒エレベーターが開く。成功!といものです。


では、どんな不適切な事を続けるのか?


すねる⇒反応する。


つまり、怒る、怒りまくる。何度も同じことを言って、子供が命令に従うまで、このエレベータ-のボタンのように、連打します。


しかし、人間にとって、注目は、もっとも危険な報酬なのです。すねるたびに、注目するという報酬を与えていることになるのです。


つまり、子供にとっては、成功体験なのです。すねる(不適切な態度)=注目される。という学習が成立します。



では、なぜ?


反応するのでしょうか?


それは、人間を信頼するという関係が未成熟だからです。(私もです)


エレベータで例えると、このエレベーターが止まっていることに、誰れかが気づきさえすれば、関係者が助けてくれると信じていないから、恐怖に怯えるのです。


状況をきちんと意識して、判断することができなければ、ボタンを押す⇒開く。という過去の単純学習経験に従って、行動してしまうのです。


過去何度も書いていますが、



①人間は、誰からなんと言われようが、言われまいが、プラスの方向に進もうとします。(向上心があるのです)


②人間を信頼する。


ただし、不適切な学習をした場合に、それが、プラスの方向だと勘違いして、不適切な行為は続きます。


プラスの方向だから、止めないのです。


では、どうするのか?



子供が、、”すねたり”、”言い訳したり”、”キレたり”、”落ち込んだり”した時には、その態度については、無視するのです。



例えば、子供が、朝ごはんで、こんなのいらない!と言って、すねたとしましょう。


そしたら、食べる、食べないを確認した後(子供が、それに、気づいていることを確認するため)、


朝食は、このご飯しかないことを伝え、食べないのなら、お昼までは、食事がないことを伝える。


そして、親は、そのまま自分の仕事なり、行動を普段どおりに続ければいいのです。


何もなかったようにです。


テーブルに置かれたままの食事を片付けてもいいなら、冷蔵庫になおすなりして、片付けてもいいでしょう。


余裕があれば、”片付けができて、助かるわ。ありがとう”。って素直に言えばいいでしょう。素直にです。


つまり、子供が、不適切な行為=成功体験という、不適切な学習をしないように注意すること。


これが、自立するために必要な学習だと思うのです



ただし、注意が必要です。復讐的な態度にならないことです。


例えば、過剰な確認。

食べないの?お腹すくよ?、昼間まで食べれないよ?困るよ?本当にいいの?それでいいの?


例えば、復讐的な態度

食べないの!知らんで!えらい目に合うで!(と顔が怒っている。)




もともと、自立させることを意識して、子供を教育することが大切です。つまり、0歳から始めることです。


だから、すぐには効果がでません。


今までは、すねることで、親が反応してくれたのです。


反応してくれるまで、このエレベーターのボタンを連打するように、さらに、すねます。しかし、その峠を越えれば、だんだんすねなくなるでしょう。


そういう生き方では、人生が不便であることを、身をもって体験し、気づくからです。

(当然、親のあなたも、子供の前では、すねる等の不適切な態度を慎むことが大切です)



わがままは、人生を不便にします。