本日、東京都知事選挙に立候補している細川さんが吉祥寺駅前で街頭演説をしているところに遭遇しました。
次の仕事までに少し時間があったので立ち止まって耳を傾けましたが、
こんなお話が頭に残りました。
「日本の昔の学校教育は、歴史や国語などの基本的な教科を重点的にやってきていて、それが世界から評価されていました。
今はあまりにも様々なことを詰め込んだ教育になっています。
脳はたくさんのことを詰め込んだからといって、能力を発揮するものではありません。」
要は、
専門的な教科をいくつも学ばせるより、重点教科を絞って基本的な知識と考える力を身につけさせる方が良い
ということをおっしゃっていたと私は解釈しました。
このことは、子供の習い事にも見られる傾向です。
より専門的なことを学ぶ習い事をいくつもかけもちしている子供がとても多くなってきています。
もう少し、基本的なことにじっくりと時間をかけて学ぶ時期を持たせてあげることに、目を向けても良いのかもしれませんね。
KidsWithでは今後、様々な新しいプログラム展開を考えていますが、
10歳ぐらいまではできるだけ総合的な運動能力をしっかりと身につけてもらえるようなレッスンにしていきたい
そんなことを改めて考えさせられるお話でした。
さて、細川さんと言えば
立候補を支援している小泉元首相と一緒に唱えている原発即ゼロ
ですね。
小泉さんは本日の演説でこうおっしゃっていました。
「原発の問題、特に放射性廃棄物の問題は今大人の人たちの問題ではなく、
今の子供たちに委ねられる問題である。
大人が子供の未来を守らないでどうする。」
こうした小泉さんや細川さんの主張に対しては、クリーンエネルギーだけで電力をまかなえるような具体的な施策がないのにこうした主張ばかり先行させるのは無責任だ
という声も少なくはないようですが、
リーダーとは明確なビジョンを示すことが大切な役割ですから、
それはそれで悪くはないのかな
と私は今日の演説を聞いて思いました。
さて、この原発に関する問題は、
経済発展や、化石燃料の高騰を考えて原発は再稼働させるべきだ
という考え方と、
最終処分に大きな問題をかかえる以上、そして事故のリスクがある以上原発は即廃止にすべきだ
という考え方に二分していますが、
どちらかが正解でどちらかが不正解ということではないような気がします。
どちらの考え方を国民や都民が選択するか、今はそれが問われているということではないでしょうか。
そして日本をどんな国にし、どんな未来をこども達にバトンタッチしていきたいのか。
そんなことを国民一人ひとりが真剣に考えるべき時であり、その選択には責任を持たなければいけないということは間違いないと思います。
私は、自分のこどもにちゃんと説明できる理由を持って、投票所に行きたいと思います。