午前中はカフェで書類作成に没頭していた。
昼食は抜き、ブラックと紅茶を交互に飲む。
ひと段落つき、外へ出た。
知人との会食まで数時間ある。
と、街をランニングスタイルや運動着で歩く人々が。
背や手には大きなスポーツバッグ。
そう、今日は私の住むこの港町で
大規模なマラソン大会があったのだ。
人々の様子をみると、世代や性別をこえて
みなさん精悍であかるい表情をされている。
完走して帰路についているのだろう。
一度はしった経験があるが、42,195キロは長かった。
さいごの10キロは苦痛が高揚感をうわまった。
この楽しそうな表情の皆さんはわたしと違い
“あるラインをこえた方々”なのだろう。
楽しくてやる、惹かれるからやる。
なんとなく素敵、なんとなくいい感じのする人たちだった。
やはりもう一度はしってみようか・・・などと考えながら
本屋さんに足をむけた。