こんにちは、
横浜モンテッソーリ子育て研究会の大高です。
今日は、 モンテッソーリ子育て心理学≪無料体験≫
の中でお伝えした子育てのお悩みへの回答を
ご紹介したいと思います。
ご飯中もすぐに席から立ち上がってしまいます。
電車内でもベビーカーから出たがるので、私の膝の上に乗せて
色々と話しかけて気を紛らわそうとしているのですが、
椅子の上を歩いてしまったり、床に降りて歩いてしまいます。
どうしたらお座りを楽しんでくれるのでしょうか。
教えていただけましたら幸いです。
お伝えしたことは、下記の3点です。
・運動の敏感期にいる子どもは、たくさん歩きたい
・外遊びの時間(歩きまわる時間)をたくさん持つ
・シール貼りなど、敏感期に合ったお仕事を持ち歩く
●運動の敏感期にいる子どもは、たくさん歩きたい
運動の敏感期とは、
0~6歳の子どもに現れる成長のエネルギーで
3歳ごろまでは、
身体機能を発達させるために
「歩きたい!」という意欲が強くなります。
皆さん、お子さんには丈夫な体に
育ってほしいと願っていますよね?
だとしたら、運動の敏感期にいるお子さんの
「歩きたい!」という意欲を大事にすることが
丈夫な体を育てることにつながりますので、
「座らせよう」とか「歩かないで!」ではなく
たくさん歩いてもらうことが、良いと思います。
●外遊びの時間(歩きまわる時間)をたくさん持つ
子どもは、敏感期のエネルギーを使って、
短期間で急速な成長を遂げます。
敏感期のエネルギーは、強烈なので
親は、子どもの強い意志を
「困ったもの」だと捉えて、押さえつけがちです。
でも、この「歩きたい!」という
幼稚園に入る3歳~4歳ころには
終わってしまいます。
つまり、「交通ルールも分かるようになったし
自分の足で歩いてほしいな・・・」
と親が思い始める時期には、
子どもは「歩きたくない」と思っています。
特に、小さい時から、ずっと
ベビーカーに乗ってきたお子さんは
4歳以降でも、ベビーカーに乗りたがります。
ここで、「しまった!ベビーカーに乗せすぎた!」
と思っても、子どもは、
歩かないことが、親のためだと学んだので歩きません。
新たな子育ての悩みが発生です。。。
しかも、この悩みは、後々
発達の遅れという悩みに発展することがあります。
足腰が弱いお子さんは、
持久力、忍耐力にかけるので、
幼稚園生活が疲れやすく
しっかり活動することができません。
負のスパイラルの発生です。。。
なので、子どもが「歩きたい!」と
意欲にあふれている時には、とことん歩くのがおススメです。
2歳~3歳の時期は、雨の日以外、
できるだけ毎日、お外遊びができれば、
発達においてはよいですね。
●シール貼りなど、敏感期に合ったお仕事を持ち歩く
どうしても、歩かれると困るという時は、
その時期のお子さんの興味・関心にあった活動を
持ち歩くのがおススメ。
例えば、2歳の時期は
シール貼りが大好きなので、
座ってほしい場面で、シール貼りの活動を
お子さんの目の前に出すだけで、おとなしく座ります。
(シール貼りに夢中な子どもたち)
これで、大人と子どもの
不要な戦いも避けることができます。
子どもの発達に関しては、
子育て中の方に、あまり知られていないため、
大人が理解できない、子どもたちの癇癪に
出会うことがあると思います。
できれば、子育て中の方は、子どもの発達
とくに敏感期について知っていただきたいと思っています。
すると、親子の時間が争いではなく、
平和で喜びに満ちた時間になりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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