横浜モンテッソーリ子育て研究会の大高です。
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今日は、
なぜ、モンテッソーリ教育のお仕事は、
タイミングが大切なのか?
をお伝えしたいと思います。
モンテッソーリ教育のお仕事や教具を
ネットで検索すると
たくさんの画像や投稿を見ることができますね。
それらの画像や投稿を読んで、
「このお仕事、楽しそう!うちでもやってみよう!」
と、多くの方が、おうちモンテを実践されています。
これは、本当に素晴らしいことで、
ママたちのお子さんへの深い愛を感じます。
ただ、この時、1つ注意が必要です。
「そのお仕事は、
今のお子さんに合っているか?」
ということです。
分かりやすいように、
私の失敗談で、ご説明しますね。
私は、モンテッソーリ教育にハマっていた時、
ネットでモンテッソーリ教育の情報を集めていました。
ある時、1歳9か月で
はさみを使い始めたお子さんの投稿を見て、
「そうなんだ!もう、ハサミが使えるんだ!」
と驚き、早速次の日に
子ども用のハサミを買いにいきました。
その時、娘は2歳1か月くらいで、
私は、切りおとしの紙とハサミを用意し、
娘に、ハサミの使い方を見せました。
娘は、早速、興味を持ち、
ハサミを使って、少し紙を切りましたが、
上手に切れず、すぐに止めてしまいました。
その時私は、
「いや、もうハサミを使っている子がいるし、
きっとこの子も、ハサミを使うに違いない!」
と思い、
何度もハサミのお仕事を提案しました。
でも、やはりハサミのお仕事を娘はやりません。
しばらくして、
私はとても残念な気持ちを抱えながら
ハサミのお仕事を諦めました。
それから、数か月後、
ハサミを使っている私を見て、娘から、
「ハサミを使いたい!」という反応がありました。
そこからは、ハサミの敏感期に突入!
毎日、ハサミでチョキちょきするようになりました。
▼【モンテッソ―リ教育】はさみのお仕事でおままごと
https://ameblo.jp/kidshappymind/entry-12307792042.html
この私の体験談からお伝えしたいことは、
子どもの発達は、子どもによって違うので、
他の子が、ハサミを使っていたとしても
わが子が、今ハサミを使えるとは限らない、ということです。
子育てって、
つい、他のお子さんとわが子を比べて、
発達が遅いと感じると、ママは焦りますよね。
その気持ち、よ―く分かります。
私も、娘がハサミのお仕事をしなかった時、
かなり、落胆しましたから。。。
でも、娘には娘のタイミングがあり、
タイミングが合った時に、ハサミにハマったので、
今となっては、
心配しすぎだったのだと、分かります。
なぜ、お仕事のタイミングが大事かというと、
まだ、できるタイミングではないのに
親が「できる!」と期待していると、
目の前の子どもが
「できない子」に見えてしまうからです。
親は、我が子の発達が遅いと感じると、
どうしても気持ちが焦ってしまうので、
間違いを指摘したり、
なんとか、できる子にしよう!と
頑張ったりすることで、
モンテッソーリ教育の子どもへの関わり方
・子どもの間違いをあからさまに指摘しない
・子どもの自己選択を大切にする
ができなくなってしまいます。
さらに、お子さんが2歳になり、
自我が発達してくると、
できない自分に頻繁に出会うと
自分への自信を失いやすくなるので
子どもの自己肯定感を下げる
関わり方になってしまいます。
だから、
他のお子さんと比べて、焦らなくて大丈夫です。
まだ先に、敏感期が待っていますから、
安心して、お子さんの今に、寄り添ってあげてくださいね。
私は、おうちモンテを通じて、
ママに、多くの感動を感じてほしいと思っています。
子育てで、感動を味わうためには、
親が、子どもより先に立って、
子どもを引っ張っていくのではなく
子どもの興味・関心に、
親が後ろからついて行くことが、おススメです。
子どもが示してくれた反応の意味を大人が理解し、
(そのために、敏感期の知識が役に立ちます)
それを、発展させるお手伝いをするということです。
このような関わり方をすると、
「子どもの発想力は、すごいな。
敏感期って、すごいな~!」
(↑おうちモンテで遊びに来てくれたお子さんが、
輪ゴムで素敵な作品を作ってくれました。
層にして重ねて使う、なんて考えても見なかったです。すごい!)
なんだか偉そうなことを言っていますが、
私は、過去にたくさん失敗したことで、この考えに辿りつきました。
私の失敗談から、
子育てをしんどく感じているママの気持ちが
少しでも楽になれば、幸いです。
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